2018年11月11日日曜日

佐野ラーメンを食べに行く

都道府県の魅力度ランキングで、関東の一都六県は上位3、下位4に二分されます。上位が東京、神奈川、少し落ちて千葉。下位は群馬、埼玉、栃木、茨城。下位の4県は、これは本当にダントツの下位で、群馬42位、埼玉43位、栃木44位、茨城47位。茨城に至っては、最下位6年連続と、むしろオイシイとさえ思えます。その栃木、母が華道の関係でよく宇都宮に出向くことがあり、我が家にとっては馴染みがあります。宇都宮は餃子。そして栃木の美味といえば、佐野のラーメンも忘れてはなりません。先日、雨のなか伺ったのは厄除け大師にほど近い絹屋さん。店内では地元のおばちゃんたちが楽しそうにお喋りしている人気店。佐野の特色、青竹打ちの平麺が、あっさり透明のスープによく絡んで、小さくなった私の胃でも完食です。大師様にお参りし、出流原弁天池という透明度の高い池にも行って、最後は佐野アウトレットモールでロイヤルコペンハーゲンの可愛いぐい吞みを衝動買い。充実の一日でした。
関東の三大厄除け

昔ながらのあっさり味

雨の弁天池 紅葉が始まっています

高台の弁財天からの風景

2018年11月5日月曜日

倉庫と、ほうとうと、渋滞と


一つの公演は劇場を去ったあともなお続きます。9月末の「小鳥売り」の最後の後始末。公演で使用した道具をガレリア座倉庫へ格納しに秋の甲斐路をドライブです。一週間前の予報では快晴。でも当日は曇天。拙宅で積み込みをしている最中は、ぱらぱらと雨が降ってまいりました。思ったほどの道具はなく、あっさり積み込んで出発。時刻が少し遅めで、運搬部長竹原氏の読み通り、日曜としては順調に倉庫に到着。ここでフルートの塚田氏の明晰な頭脳により、鮮やかに道具の格納が完了。入れる前は、ここにこの道具が収まるのか?と心配だったのですが、いやいやまだ入るねという余裕の状況になりました。時間に余裕ができて、お腹もすきます。山梨名物といえば、ほうとう!近所の小作という有名店に出向きました。古民家を利用した風情が好ましく、お昼時とあって順番待ちになりましたが、回転も早く、じき入店。胃の小さくなった私には多すぎる豚肉ほうとうに舌鼓。帰路は紅葉狩り帰りの観光客の渋滞に巻き込まれ、小仏付近19キロにやられながら帰宅しました。でも過去の経験から、どんなに渋滞でも下道よりは早いのですね。やれやれ。
倉庫近くのほうとう小作

剣術指南所の門構えが素敵

2018年11月2日金曜日

充実のティーレマン

11月1日、久しぶりにサントリーホールへ出かけました。ティーレマン指揮、シュターツカペレ・ドレスデンによるシューマンの交響曲全曲の第二夜です。3番「ライン」と4番のみ。コンチェルトもアンコールもなし。指揮者とオーケストラが自分たちだけを聞いてくれと正面勝負を挑んだようなプログラムです。こちらも身構えます。結果は明らか。今や欧州楽壇の核であるティーレマンの実力を見せつけられました。オーケストラの機能を極限まで引き出し、奇をてらわず、バランスよく、歌謡性に優れ、自由自在。とくに4番の第3楽章から第4楽章にかけては圧巻。3楽章のトリオ部分で、揺れるような旋律をどうして弦があそこまで一体で演奏できるのか、もはや謎としか言いようがありません。そして4楽章へのつなぎ目の緊張感といったら!いや、もう2曲でお腹いっぱい。真剣勝負を心ゆくまで楽しみました。
シューマン第二夜