最終練習を終えて
いい感じです。月曜日に最終練習となるHP(ハウプトプローベ)を打ち上げました。稽古場がまるで風呂場のように残響の多いところだったので多少の危惧はあるのですが、とにかく精度の高い演奏ができたと自負しています。オケのプレイヤーもきちんと自己主張をし始めてくれましたし、音楽に血が通ってきたという実感があります。今回の「小鳥売り」には私なりの裏テーマがあります。チロルの小鳥売りアーダム君と、郵便配達の娘クリステルが喧嘩して、最後に仲直りというありがちなテーマの裏に、その間をとりもつ大公妃殿下マリーの哀しみを表現してみました。こういう演出はあまりお目にかからないと思います。なぜ彼女が哀しいのか。ある有名な、そして私の大好きなオペラへのオマージュが隠れています。ヒントはずばり“花”。さて、それが何の花なのか。ぜひ舞台を見て、謎解きにチャレンジしてください。オペラ好きの方ならきっとすぐにお分かりになると思います。当日、会場でお待ちしています!
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