コロナ禍を戦争にたとえる政治家が多い。敵はウィルスだけではなく、人間の欲望も敵となりうるのでしょう。第二次大戦下の昭和15(1940)年、奢侈品等製造販売制限規則が実施され、官製標語として「ぜいたくは敵だ」のお札が町中に貼られたといいます。今は、「STAY HOME」ですが。そのお札の“敵”の前に、誰かさんが“素”と入れたんですね。「ぜいたくは素敵だ」。人間の仕掛けた愚かな戦争へのせめてものレジスト。ウィットやユーモアがなくては人間は生きられません。この厳しい状況のなか、なじみの西麻布のフレンチから《おうちでDiner》として届けられた美味しい贅沢を楽しみました。焼きたてのパンに、たっぷりのパテ・ド・カンパーニュ。牛ほほ肉の赤ワイン煮込みに鴨のコンフィ。王道のビストロ料理。シャンパンを添えて、優雅に音楽を聴きながら。敵が早々に退散することを願って。乾杯!
ビストロの定番が詰め合わせ |
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